表示灯が取り組む生成AI時代のAEO最適化旅行サイト「LOCAL VOICE JAPAN」、約2ヶ月間のスピード開発の裏側とは
メディア・広告 2026年6月

表示灯が取り組む生成AI時代のAEO最適化旅行サイト「LOCAL VOICE JAPAN」、約2ヶ月間のスピード開発の裏側とは

Overview

事例概要

項目

内容

社名

表示灯株式会社

部署

新規事業推進本部

インタビュイー

表示灯株式会社 新規事業推進本部 小羽 真司様

プロジェクト

海外へ “正しく伝わる” 地方特化型インバウンド観光サイト 「LOCAL VOICE JAPAN」を開発〜AI検索に対応し、日本のローカルな魅力を世界へ発信する実証実験〜

プロジェクト期間

2か月・数百万

課題

  • オーバーツーリズム:日本のメジャー観光地に人が集中してしまう構造がある。
  • 地方観光地は観光資源がある一方で、「誘客できていない/情報が届いていない」⁠が現状。
  • AI検索(ChatGPT/Gemini等)で認知される情報設計が難しい。⁠
  • 実務面では、観光情報(営業時間変更等)を継続的に追いかける運用が重く、情報鮮度を維持するコストが高い。

ソリューションポイント

  • 観光記事コンテンツ(日本語+英語)を軸にしたメディア体験を構築し、地方エリア特化のディープな情報(アクセス、注意点、店舗詳細情報)まで含めて提供する。⁠⁠
  • 特定4エリアのコンテンツを先行実装し、エリア記事(スポット情報+マップ表現+Travel Tips等)を組み合わせた構成でMVP検証(*最低限の機能だけを作り、素早くテスト)を行う。⁠⁠
  • AEO(AI検索最適化)を前提とした情報設計により、AIに「認知される」コンテンツ構造・表現を検討する。⁠⁠
  • 公開後はログ取得(PV/UU、参照元など)で効果検証し、改善する。

本文

海外へ “正しく伝わる” 地方特化型インバウンド観光サイト「LOCAL VOICE JAPAN」で解決する課題とは

聞き手:はじめに、自己紹介をお願いできますでしょうか。

小羽さん:表示灯株式会社 新規事業推進本部の小羽真司(こば しんじ)と申します。私はこれまで20年以上にわたり広告と報道の領域で、ビジュアル・コンテンツのオンライン流通やコミュニケーション・コンテンツの企画・制作に携わってきました。常にクリエイターやエンジニアの皆さんと共創しながら、新しい価値創造に挑戦し続けています。

2025年6月に表示灯に入社してからは、主に観光 ×デジタルの領域で、新規事業の企画・推進に取り組んでいます。

本日はよろしくお願いします。

聞き手:サービス地方特化型インバウンド観光サイト「LOCAL VOICE JAPAN」について、簡単にご紹介いただけますか。

小羽さん:「LOCAL VOICE JAPAN」は、当社で進めている 地方特化型のインバウンド観光情報メディア/観光サイトです。

狙いは、東京・京都のような誰もが知っている定番の観光地だけでなく、“一歩二歩先のローカル” を海外旅行者に届けることです。観光地のアクセス情報はもちろん、注意点・現地で困りがちなことなど旅行者が欲しい 実用情報(Travel Tips) を充実させたサイト構成になっています。また、記載方法は地元目線のおすすめ(Local Voice)を軸に、スポット情報や写真素材は実際に現地で調査・撮影を行いました。

 まずはローカルな4エリアに絞ってMVPをスタート

聞き手:今回の取り組みである、LOCAL VOICE JAPANの取り組みの背景を教えてください。

小羽さん:今回の取り組みを始めるきっかけは、シンプルに言うとインバウンド観光が回帰する中で、訪日客がメジャーな観光地に集中してしまう状況(オーバーツーリズム)への問題意識でした。現場では、“有名どころ”に人が偏る一方で、日本各地には本来もっと魅力的なローカルエリアがあるのに、海外からの旅行者に情報が届きにくい──そのギャップが強く意識されていたんです。

そこで「ローカル地域の本質的な魅力を、深く・丁寧に伝え、旅行者が次の目的地を発見できる導線をつくれないか」という発想が生まれました。ただ、いきなり大規模に投資するのではなく、まずは“本当に需要があるのか”“ローカル情報にニーズはあるのか”を確かめる必要があり、そうした背景から、「LOCAL VOICE JAPAN」はMVPとしてスタートし、実際の反応や集客の手応えを見ながら事業化を判断していく、という位置づけで立ち上がっています。

聞き手:実際にサイトデザインや開発を進めていく中で、苦労した点や工夫された点はありましたか。

小羽さん:開発自体は座組も良く、AI対応などの見えにくい品質まで丁寧に積み上げることができました。制作プロセスでは、コンテンツ提供元を含む各社の強みを活かした座組を組み、スムーズに開発を推進することができました。この協力の結果、AI検索に対応するサイトを構築しつつ、SNSから鮮度の高い最新投稿も定期的に取り出すことを実現しました

一方で、複数社が関わることによって、役割分担・前提条件(コンテンツの扱い等)が固定されやすく、運用・改善の自由度に制約が出やすい構造でもあります。そして、現在はスタートのMVP段階であるため、今後の成果に繋げるための継続施策も重要になってくると考えています。

聞き手:リリース後のご感想はいかがですか。

小羽さん:公開後の反響は、正直なところ爆発的というほどではありません。ただ、同業・関連領域の企業様から「一緒にできることはないか」という声が上がるなど、小さくも確かな兆しは得られました。社内にも期待はある一方で、視線はシビアです。だからこそ、公開して終わりではなく、次の課題である“集客”に正面から向き合い、流入を増やすための打ち手を積み上げていく必要があると考えています。

総評:プロジェクトスタートしては悪くはない

聞き手:開発パートナーとして、弊社の評価を率直にお聞かせいただけますか。

小羽さん:想像以上にフットワーク軽くパッと動いていただいて、突発的な修正もご対応いただけたのはとても良かったです。AEO/SEO対策などしっかりとご自身たちの中で考えながら提示・実装していただいたことは非常に助かりました。

"自分たちだけでは分からない”部分についても、その背景や意図を汲み取って実行いただけるので非常に進めやすいという印象でした。そして、追加で施策の提案などもしていただいたことが非常に助かりました。

結論、プロジェクトのスタートとしては悪くない走り出しというのが実際の感想です。

聞き手:ありがとうございます。弊社としても、挙げていただいた「スピード感・提案力」を強みとして捉えているので、そう言っていただけて大変うれしく思います。特に、「柔軟性」についてはAIに置き換えることのできない領域だと思っております。それぞれのケースに応じて最適なものをご提案するように心がけております。

最後に、今後のLOCAL VOICE JAPANの展望についてもお聞かせいただけますでしょうか。

小羽さん:そうですね。まず正直なところ、サイトを公開した当初はAIからほとんど参照されていなかったのが、少しずつ表示されるようになってきている感触があるので、AIに“見つけてもらう”ための取り組みは引き続き強化したいです。

その1つが、各エリアごとの詳細なQ&Aを準備することです。交通手段や観光・グルメなどをQ&Aで整理することでAEO的にも有効な施策であると考えています。加えて、海外ユーザー向けには多言語対応が重要だと感じています。現状はアジア圏、特に中国や韓国からの訪問があっても、日本語/英語表記しかないことで早い離脱につながっている可能性が非常に高いです。同様にヨーロッパ圏でも同様の懸念があるため、中国語・韓国語はもちろん、主要言語を追加で用意するなどの対策を講じていきたいと考えています。

それ以外にも中長期的にコンテンツ面では、原型を維持しながら外側を補強していく形で拡充していきたいです。

3ヶ月〜半年単位で数字を見ながら、打ち手を積み上げていく予定です。

聞き手:本日は貴重なお話をありがとうございました。

サービスURL:

日本語版:https://hyojito.co.jp/local-voice-japan/ja
英語版 :https://hyojito.co.jp/local-voice-japan/en 

会社概要:

表示灯株式会社:https://www.hyojito.co.jp/

Client

表示灯株式会社

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